

笹尾 昌永 院長

東海大学湘南キャンパスの近くに位置している笹尾内科。シンボルとなっている大きなケヤキは、25年前に地元の関係者から贈られたもので、医院としての風格と地域での信頼の厚さを物語っている。そして、「FCR (FUJI COMPUTED RADIOGRAPHY)」と「C@Rna」を導入して質の高い診療を提供するようになったことから、患者の信頼が一段と高まっている。

「私がコンピュータを操作しながら診療をしますと、患者さんから『先生、すすんでますね』なんて言われまして……。『C@Rna』を導入してから、多少ハクがつきましたかね」
笑いながら謙遜ぎみに語る笹尾昌永院長は、既に70歳を超えている。これまで漢方を取り入れた診療を行ってきただけに、コンピュータを操作する院長の姿が、患者にはより頼もしく、新鮮に見えるに違いない。
「C@Rna」の良さについて院長は、過去画像をすばやく検索できる点を真っ先にあげる。「我々は、病巣に変化がないか確認するため、よく過去の画像と比較して診断を行います。その場合、瞬時に過去画像を画面に引き出せる『C@Rna』の機能は、とても便利ですね」
また、フィルム保管にスペースが食われない点も評価に値するという。「内科は整形外科ほど撮影する頻度は多くありませんが、それなりのフィルム保管スペースは必要です。ときには数年前のフィルムと比較したいというケースもありますからね。そういった保管している過去フィルムの省スペース化が図れ、すぐに画像をモニターに引き出せるというのは大きな魅力です」
こうした過去画像参照機能に加え、画像の濃淡コントラストを調整できる機能と、拡大できる機能も高く評価している。「これらの機能によって、あやしいなと思う部位をより見やすくすることができます。それが、初期の肺がんの発見につながったりしています」

「C@Rna」のベースとなっているFCRの検査画像は、もともと高画質に定評がある。院長は次のように評価する。「これまでのレントゲン撮影では、いちいち現像しなければならず、しかもその濃度にムラがあったりして均一なフィルム画像が得られませんでした。ところがFCRなら、高画質の画像をいつも同じように得ることができます。結果的に、診療のレベルも向上しました」
では、具体的にどのように診療レベルが向上しているのだろうか。「これは肺がんの疑いがあるな、CT検査に回して精査したほうがいいなと、自信を持って判断できるケースが、従来より増えたことは間違いありません。そして、『よくこれを見つけましたね』と言われ、自分の判断に誤りがなかったこともしばしばです。それだけ検査画像の精度と信頼性が高いということです。CT検査を依頼する病院からも、当院から提供されるフィルムは質が高いという評価をいただいていますし、定期的に行われる肺がん研究会(読影会)でも当院のフィルムは評判がいいですね」
そして、「私はレントゲン専門医ではありませんが、少しでも専門医に近づきたいという気持ちから『FCR』と『C@Rna』を導入し、期待どおりの成果を上げています。ですから、患者さんへの還元という意味からも、投資して良かったなと思っています」と院長は語る。
笹尾内科には、嘱託医となっている地域の知的障害者更生施設からも毎日患者がやってくる。こうした患者には、画像やコメントをプリントアウトできる紙プリントサービスが極めて有効に機能しているようだ。
「患者さんに紙プリントをお渡しして家へ持ち帰るよう指示したり、直接家へ郵送したりしています。そうすることで、患者さんのご両親をはじめご家族のみなさんにどのような診察をしたかを把握していただき、症状に対するご理解を得るようにしています。紙プリントは、患者さんのご家族にとっては、安心感につながるサービスだと言えますね」
直接患者の脈を計ったり、舌を見たり、声の調子を聞いたり、お腹をさすったり、といった五感を大切にした診療を基本としている笹尾院長。その一方で、「C@Rna」の持つ先進の機能を積極的に活用しながら、さらに患者の信頼を高め、地域に愛される医院として確固とした基盤を築いている。
